【九州ジュニア U11】福岡地区ブロック大会 決勝トーナメント
■九州ジュニア【通称:新人戦】
普段行われているリーグ戦の成績をもとに、組み合わせが決まる公式の大会です。
大会の構成は予選(3.4部所属チーム、新規チーム)→決勝トーナメント(予選勝ち上がりチーム、1.2部チーム)→順位決定トーナメント(県大会出場チームのみ)となっております。
前期リーグ福岡地区2部Aパート2位の今季U11チームは、決勝トーナメントから参加。
2つ勝てば県大会出場です。

予選を突破してきた勢いのある相手、トーナメントが初戦のシードならではの緊張感、そして同じ中央区対決。難しい要素が多いゲームでした。
ですが、リーグ戦を通じて逞しくなった彼らです。
重要な初戦で素晴らしい立ち上がりを見せ、取り組んでいるフィニッシュの部分では様々な形から攻撃を披露してくれました。取り組んでいる期間は短く、精度はまだまだですが、課題を実戦でチャレンジできていたことが何より成長の証です。
流れが傾きかけた時に踏ん張れたのも良かったですね。

◇大橋FC 1-3 ●(0-2,1-1)
県大会を懸けた試合は、1部チーム・福岡地区トップ10に属する大橋さん。
スピード,テクニック,コンビネーションと武器が豊富な2トップ。
組み立てだけでなくフィニッシュもできるセンターハーフ。
広範囲にプレーでき,対人も強いセンターバック。
まさにセンター線に理想なタレントが揃っているチームです。
開始10分で2失点。
初の公式戦のトーナメント,勝てば県大会,相手は1部チーム。味わった事のない舞台が緊張をもたらし、相手をリスペクトしすぎた事がプレーの硬さに繋がったかな。
頑張ってないわけではない、けど明らかにプレー,表情に余裕がない。完全に飲まれていたと思います。
どうアプローチするか、ここで修正をかけるか、この場が未経験の彼らにゲーム中言葉が通るのか、
コーチングが重荷になる場合もある、ハーフタイムまで待つか、でも大量失点でゲームが壊れるかもしれない。
正直、判断が難しいところでした。
でもこのゲーム、失点後も普段と異なる選手が声を出してみんなを盛り上げてたり、ちょっと違ったんです。そして、時間と共に徐々に安定感の出てきたGKとDFライン。頼もしかった!
ここで言うのは違うなと、ハーフタイムに今何が上手くいってないか、逆にどこが出来ているか? 後半何をするべきか?を伝えました。
そして迎えた後半。
目を覚ましたかのように、流れを引き寄せ、主導権を握りゲームを支配し、諦めずゴールに迫りました。0-2から格上相手に諦めない、劣勢の中でも立ち向かう姿。素晴らしかったです。
そしてゴールを奪い、残り10分、スコアは1-2。
その後の決定機2回、惜しかったなー!
手に汗握る展開、選手達がスポーツの醍醐味を味あわせてくれました。
最後1.2分はアクシデントもあり、システム1-1-3-3。
失点覚悟で攻めに出て、終了間際にカウンターを食らい1-3、ゲームセット。
悔しかった!
でも観ている人を魅了する、思わず声を出してしまうほど、最高に盛り上がるゲームだった。
本気で,全力で取り組むからこそ生まれる雰囲気、空気感です。
悔しさはあるけど、やり切ったと思う。これが大事な部分だなと思います。
そして、再戦です。リーグ入れ替え戦も同カード。
現在地は分かった、やればできる事も分かった。
僕らはチャレンジャーです。何も怖くない。失うものは何もない。
これまでも挑戦して、喜んで,悔しがって,少しずつ進んできたはず。
これからもそうでしょう。
またみんなで頑張ろう!
沢山のご観戦ありがとうございました。これからも彼らのサポート、よろしくお願いいたします。
